意匠登録出願

◆意匠登録の重要性

・モノ（製品）の優れたデザインは、そのモノに対する消費者の購買意欲を駆り立てます。したがって、デザインもブランドの一種であるということができます。

・特に昨今は、モノの技術的な機能と深く結びついたデザインが重要視されてきています。世間を賑わせた近年のスマホ戦争も、その半分はデザインに関する争いでした。さらに、近年の産業界では、モノの優れたデザインを起点として、モノのイノベーションが発生しています（例えば、羽根のない扇風機のデザイン等）。

・このように、事業者様のデザイン戦略は、技術戦略やブランド戦略とも連携して、事業競争力を高める強力なツールであるといえます。

・したがって、優れたデザインの他社による模倣を防止して事業競争力を高めるという観点からは、モノの優れたデザインについて、意匠登録を得ておく必要があるといえます。

◆弊所の意匠登録出願の特徴

・デザインには、デザイナー様の想いや愛情が宿り、そのデザインを採用したモノには、事業者様の夢が宿ると考えています。弊所では、そのデザインに対するデザイナー様の想いや、そのモノに対する事業者様の夢を共有させていただいたうえで、その想いや夢を知財に託するサポートをさせていただきます。

・意匠登録出願は、モノのデザインを権利として保護するために行うものですから、出願に際しては、そのデザインを図面等で特定する必要があります。したがって、このデザインを特定する図面等が意匠登録出願の命ともいえます。弊所では、デザインの特徴を的確に表現し得る図面を作成し、依頼者様のデザイン戦略を的確にサポートする意匠登録出願を実現します。

・モノのデザイン動向には流行があり、移り変わりが早く、かつデザインは一見して把握容易ですから、模倣されやすいという特質があります。弊所では、そのようなデザインの特質に留意して、将来のデザイン動向を秘密にしたり、デザインの特徴部のみを部分的に保護することを検討したり、関連する複数のデザインを保護して権利の効力を拡大することを検討したりして、意匠制度を縦横無尽に駆使して事業者様の事業戦略をサポートすることに努めます。

・上記のように、デザイン戦略は、技術戦略やブランド戦略とも深く結びつくことから、依頼者様の事業を特許や商標と共にカバーできないか、特許で適切にカバーできない範囲をデザインとして意匠でカバーできないかといったように、複合的な視点でデザイン保護を検討します。